がん保険の選び方、女性特有のがんにも強い保険を選ぶ!

私は48歳のときに乳がんになりました…。

国立がんセンターがん情報サービスが出した2018年のがん罹患数予測によると、女性は438,700人ががんになってしまうかも~~~って!(詳しくはこちらを見てくださいね)

そして、その中で一番多いのが乳がん、1年で86,500人がかかるかもっていう数字になっています!

ちょっとビックリですぅ~~~~~!

みなさん、がん保険入ってますか? それもちゃんと自分のために役立つ保険に~~~~!

今回は女性の方で、まだちゃんとしたがん保険に入ってない方必見のお話です!

一口にがんになってしまった…っていっても、癌が身体のどの部分にできて、発見したときにその進行度はどれくらいなのか、千差万別ですよね~~~!

そうすると当然治療方法も千差万別、かかる費用も千差万別です!

そこでがん保険を検討するに当たって、実際の例をみながら、がんになったらどんな治療をしていくのかをまずみてみましょう!

ママ、イラッとしたらこちらをみてね!

がんになったらどんな治療をしていくの?

の場合(2007年48歳)

ステージ1

左乳房の1.7㎝の癌、乳房温存手術(入院11日)

放射線治療(週5日を5週間にわたって照射)

ホルモン療法(のみ薬5年、注射3年の予定)1年半行って止める。

完治(2017年に)

元SKE矢方美紀さんの場合(2018年25歳)新聞等の報道によると…

ステージ3a

左乳房全摘出手術(2018年4月)

抗がん剤治療(6月から4ヶ月間)

放射線治療(10月、週5日を5週間にわたって照射)

ホルモン療法(10月から実施中)

1年後に乳房再建手術予定…

上記2例のがんになった場合の実際の治療経過をみると、入院して、手術して、放射線治療して、薬物療法をするのが一般的ですね。

がんの治療にいったいどれくらいのお金がかかるの?

私は、当時パートをしながらの貧乏学生をしていましたから、もう費用を捻出するのが大変でした!

だって、検査で造影剤を入れてのCTを取るのに1万円以上かかるし、骨に転移がないか調べる(骨シンチ)のに3万円以上、ホルモン療法の注射(3ヶ月に1回)は一回約3万3000円、これ健康保険がきいてこの金額ですよ~~~~~!

ホルモン療法は、最初「リュープリン」って薬使っていたんですが、顔が真っ赤になって副作用が酷かったので、途中から違う薬にしたんです。そしたら少し安くなったんですが、3ヶ月に1回が毎月になってしまって、毎月1万5000円なってしまいました。

日本乳癌学会の患者さんのための乳癌診療ガイドラインによると…

だいたいの治療費(健康保険適用後)を把握してみましょうね!

入院(7日)と手術で、約23万円

放射線治療(25回照射)で、約14万円~21万円

ホルモン療法(4週ごと1年間)で、約14万円

抗がん剤治療(FEC療法 3週ごとに6回)で、約16万円

分子標的治療(3週ごとに18回)で、約65万円

標準的な治療である入院、手術、放射線治療、ホルモン療法、抗がん剤治療の5つで、約70万円前後はかかりますね~~~!

これらの詳しい情報は、日本乳癌学会のホームページを見てくださいね!

これらのがんの治療方法はドンドン進化していきますので、あくまで参考としてみて頂きたいのですが、とにかくお金がかかります。ということは、お金持ちは保険は必要ないです!

問題はお金持ちではない私のような貧乏な人や、普通の人ががんにどう備えるか!

高額療養費制度とは?

この点、がんの治療は健康保険がききますから、高額療養費制度によって一定の自己負担限度額を超えた分は払い戻しがあります。

でもザックリいうと、年収300万円の方で自己負担額は57,600円。年収500万円の方で自己負担額は約8万円です!(詳しいことは厚生労働省のホームページをみてくださいね)

治療が長期にわたるがんの場合、毎月8万円の出費となれば生活への影響は大きいですよね?

因みに私はその当時非課税世帯でしたから、かかった医療費はほとんど戻ってきたのですが、戻ってくるまでに3ヶ月以上かかったので大変でした~~~!

ママ、イラッとしたらみてね!

じゃあ保険はどんなのに入ったらいいですか?

50歳の女性のがん保険の選び方は、目的ごとに保険料との兼ね合いで必要にして十分かをみてみましょう!

目的 入院と手術に備える

パレ子

入院日額     5000円

女性疾病入院日額 5000円

手術給付金    入院日額×10倍、20倍、40倍

これを実際のデータにあてはめてもらえる給付金をみてみると、

入院給付金 1日10,000円(入院日額+女性疾病)×7日=70,000円

手術給付金 5,000円×20倍=100,000円

合計   170,000円

これだけだと少し足りませんね~~~!

ですから、がん入院でさらに入院日額を5000円上乗せしておくと、

入院給付金 1日15,000円×7日=105,000円

手術給付金 5,000円×20倍=100,000円

合計    205,000円

これだとだいぶ安心かな~~~!

目的 放射線治療に備える

パレ子
放射線治療    入院日額×10倍

5,000円×10倍=50,000円

放射線治療は、治療時間自体は10分くらいですぐ済みますが、なんせ月曜日から金曜日まで週5日を5週間絶対通い続けなければなりません。ちょっと今日用事あるからといって治療を休んだりできませんので、毎日通えない人は入院して治療を受けることになります。

私はがんセンターまで車で片道約1時間かかりましたので、もちろんガソリン代もそうですが、午後の3時とかいう時間帯にたった10分の放射線治療のために、都合3時間はかかるのですからそれはもう大変でした…。

ちょっと50,000円、これでは足りないですね~~~!

目的 薬物治療に備える

がん保険を発売している保険会社の多くは薬物治療に備える特約を発売していません。

にもかかわらず先のデータをみてもわかる通り、がん闘病をする上で実はこの薬物治療が一番お金がかかるんです!

ですからこの部分については、薬物治療に対して給付金が出るような特約を付すか、一時金で備えることが重要なんです!

骨髄ドナーになったら給付金を出すとかいってる保険会社がありますが、そんなこといってる場合じゃないんですよ~~~~~!

私のおすすめ

先進医療特約は必ず付けておきましょうね!

もちろん先進医療はがんのすべての症例に適用できるわけではないですが、もし使える場合は積極的に先進医療で治療することおすすめです!

外科手術はやはり傷が残りますし、傷の痛みもずっと残ります。

私の場合「乳房温存手術」でしたが、乳房の大きさはかなり違うので、薄着をするとわかる人にはわかってしまいますぅ…。ブラもずれてくるしね…。

先進医療は癌の病巣をピンポイントでたたいてくれるので、もし適用できる場合は是非検討することをおすすめします!

ただみなさんご存じの通り、その技術料(健康保険対象外なので、診療費とはいわない)は高額ですから、加入する保険には是非先進医療特約をつけましょう。

そして、技術料は保険会社から病院に直接支払ってくれるかをチェックしましょう。

なぜなら、陽子線治療は技術料が約300万円ほどかかりますが、その金額を前払いしなければならないとすると、治療を断念せざるを得ない場合があるからです。それはとっても辛いですぅ…。

また、先進医療を受けた場合に一時金が出るかもチェックしましょうね!先進医療を受ける場合、近くに病院がない場合、交通費や宿泊費がかなりかかるのでそれらの出費にも是非備えたいところです!

ママ、イラッとしたらみてね!

まとめ

今回は、がんの治療方法に注目して保険を考えてみましたが、50歳の方が保険を考える場合にもう一つ重要なことは、掛ける保険を更新型にするか終身型にするか、この点は重要です!

更新型だと、60歳や70歳になった時に保険料があまりに高くなって、保険を諦めざるを得ないことになってしまうからです。

がんに限らず病気は50歳あたりから急に発症しやすくなって、保険を一番使う時期に保険を手放さなくてはならないとすると、今までなんのために保険掛けてたのかわかりませんよね!

でも、保険料は更新型より終身型の方が高いです!

う~~~~~ん、悩ましいです…。

でも、超お金持ちでない人は、保険しっかり考えて納得した保険に加入しましょうね!