サラリーマンの妻たち~~~!世の中にたくさんいらっしゃるサラリーマンの妻たちの中には、これからの人生に不安を抱えている人も少なからずいらっしゃるはず、それは健康に不安だったり、子供の将来に不安だったり…いろいろ…。
でもなかでも一番の不安は年金ではないでしょうか?
年金は老後の生活に必要不可欠なものであるにもかかわらず、もらえる国民年金の額はドンドン減らされていってますよね~~~。
そこで今回は、サラリーマンの妻に焦点を当てて、年金について考えてみたいと思います!
今回のお話
楽田C子さん(らくだしーこ30歳)は、サラリーマンの夫のG人さん(じーと30歳)と5年前に授かり結婚をして、一人息子のH(えいち5歳)くんを育てています。
Hくんは去年から幼稚園に入ったんですよ~~毎日お友達に会えるのを楽しみに元気に通っていま~~す。
そんな幸せな毎日を送っていたC子さんですが、可愛いHくんが少し手を離れたのをきっかけに、最近あることを悩み出しています。
C子さん 「確かにパパは一生懸命働いてお給料もそれなりに入れてくれてるので、私は専業主婦でノンビリHを育てることができたから、不満はないんだけど~~~、でも、なんか将来のこと考えるとこのままでいいのかな~~~って最近思ってるの~~」
G人さん 「C子は考えすぎなんだよ~~~!今が幸せだったらそれでいいんじゃない?」
Hくん 「ママ~~~ぼく幼稚園楽しいよ~~一緒に遊んだらママも楽しいよ~~~あそぼ!あそぼ!」
C子さん 「H~~♥ありがと!でもね~~パパが一生懸命お仕事してくれても、私たちが年金もらう年になった時、ほんとに年金ちゃんともらえるのかしら~~~?もしいっぱいもらえないなら、年取ってからHにすがって生きなきゃならないよ~~それだけはしたくないし~~~だったら、私もお仕事して備えた方がいいんじゃないかって最近思ってるの~~!ねぇどう思う?」
パレ子さん~~~!そもそも私たちサラリーマンの妻の年金はどうなっているんですか?

確かにそれは心配ですよね~!では、年金のことをいろんな角度から少しずつ解説していきますね~~~!
ではまず年金の基礎知識を押えましょう

年金は20歳になったら60歳まで日本の国民である限り、全員が保険料を払って国民年金に加入しなければなりません。
全員で保険料を負担して、老後の生活や、障害を負ったときの生活、はたまた母子家庭になってしまった時の生活を年金を支給することで国民全体で守っていきましょうという趣旨なんですね。
特に老後については、国からもらえる年金だけで生活してらっしゃる人はお年寄り全体の6割にも上りますので、生活には切っても切れない重要なお金になってるんです!
そしてその大切な年金の保険料の払い方は人によって違んですね、大きく分けて被保険者という形で3種類に分かれます。
被保険者の種類
第1号被保険者 ⇒ 自営業者や学生など、第2号、第3号被保険者に当てはまらない人が該当します。
第2号被保険者 ⇒ 会社員や公務員がこれに該当します。
第3号被保険者 ⇒ サラリーマンの妻、すなわち第2号被保険者に扶養されている妻がこれに該当します。
保険料の払い方
第1号被保険者 ⇒ 国民年金の保険料として、平成30年度は毎月16,340円を払います。
第2号被保険者 ⇒ 厚生年金保険料はお給料(標準報酬月額)に比例して、会社等と折半してお給料から天引きされます。
第3号被保険者 ⇒ 保険料は払わなくてかまいません(^_^)v
C子さん 「そうなんだよね~保険料払ってないのよ~~!もし払うとすると、国民年金で月16,340円、厚生年金の保険料だともっと高いのかしら~~~」
G人さん 「そうだろ~~だからC子はサラリーマンの妻でいいんだよ~~~」
サラリーマンの妻の年金はどうなっていますか?
「サラリーマンの妻」をここでは一応第2号被保険者に扶養されている妻、第3号被保険者としてお話しますね。
原則として年金は20歳から60歳まで保険料を払って65歳になったら受け取れるものですが、この保険料を納める40年もの長い間、単純にずっと第○号被保険者だったという人もいらっしゃいます。
でもそうではなくて、あるときは第1号、そしてあるときは第2号、そして結婚した今は、第3号という風に人によっては小刻みに変っていることもあります。このようにそれぞれの時期に納めた保険料をベースに将来もらえる年金の額が決まるんですね~。
C子さん 「じゃあ私は、短大卒業して就職してから結婚するまでは第2号被保険者で、結婚してからは第3号被保険者って感じね。」
G人さん 「ほう~、僕は大学卒業するまでは第1号で、就職してからは第2号か~~~!」
Hくん 「ぼくは、しんかんせんひかりごう~~~~~!」
C子さんG人さん「…………………(^^;)………………………」
サラリーマンの妻として第3号被保険者を続けたら?
では、将来もらえる年金がいくらになるか、シミュレーション(概算)してみましょうね。
C子さんが短大卒業してからの5年間は厚生年金に加入していましたので、その間のお給料(標準報酬月額)を20万円とすると、老齢厚生年金の額は、
そして、これからずっと60歳までサラリーマンの妻だとすると、国民年金加入は40年間になりますので、老齢基礎年金の額は779,300円、月にすると64,941円です。
5,833円と64,941円を足して、C子さんは65歳から年金を月70,774円を受け取れますね!
C子さん 「月に7万円ちょいね~~~~(-_-)」
G人さん 「僕のほうは、どれ位か……でも、ちょっとやばいな…」
因みに、G人さんのお給料が40万円として、40年間厚生年金をかけたとしたら、老齢厚生年金の額は106万円というシミュレーションがでていますが、あくまでシミュレーションですけど~~~!
G人さん 「今でも給料は40万円もらってないんだけど~~これって年間ですよね?老齢基礎年金と合わせていくらですか?」
はい!
老齢厚生年金が約106万円+老齢基礎年金が約78万円=約184万円
月にしたら、約15万円ですね~~~~~!
C子さん 「パパ、私のと合わせて22万円だよ…」
G人さん 「知らなかったな………」
Hくん 「どうしたの?パパ、ママ、元気ないよ~~~」
これはあくまで平成30年度に支給されている金額でシミュレーションしています。
ここで注意していただきたいのが、今現在の支給金額が、実際C子さんがもらえる35年後もまったく同じとはいえないこと、さらに年金の支給が、35年後の65歳の時に確実に開始されるかは、今の時点で保障されていないことも了解しててくださいね!
老後の収入を増やす方法はありますか?
老後の収入を増やす方法は、たくさんあります!
個人型確定拠出年金(iDeCo)、投資信託、生命保険会社の個人年金、リバースモーゲージ、あるいは副業等々………たくさんあり過ぎて、悩んでいるうちに結局なにもやらず仕舞いってこともよくある話です~~!
そこでここではパレ子独自の観点から、3つだけお話したいと思います!
まずはC子さんの年金を増やすこと
やはりC子さんの言うとおり、C子さんご自身が働ける環境にあるならば、厚生年金などの社会保険をかけてくれる会社にお勤めすることが、まず良い方法と考えます!
自分の老齢基礎年金にプラスして老齢厚生年金を積み上げていくと、その年金は終身で生きてる限りもらうことができます。
G人さんは自分が頑張って年金を積み上げればいいとおっしゃるかもしれませんが、男女の平均寿命を考えても男性のほうが6歳も短いんですよ~~~~!夫が先に亡くなると遺族厚生年金は、生きてた時にもらっていた年金額より減額されますからね。もらえる年金が減るととっても不安になります…。
詳しくはこちらをみてください!ちょっとややこしいけど~~。
次ぎに、節目に一時金をもらう
社会保険など福利厚生が充実している会社の場合、退職金などもキチンと整備されていることが多いです。そうすると定年になった時に退職金がもらえますが、その額は勤務が長ければ長いほど相当の額になります。現にS生命保険会社では20年勤続を境に退職金の額がグ~~~~ンと跳ね上がります!百万単位じゃなく千万単位ですよ!C子さんはまだ30歳、60歳まで30年もありますぅ~~~~!
60歳の時に相当の一時金が入ることは、とっても心強いですよ~~。例えば家などの修繕費にも使えるし、それをプールしておいて、シニア向け分譲マンションやケア付き高齢者住宅などの高級老人ホームに入居することもできます。
年金もらうのを繰り下げよう
C子さんはお家でもキチンとされているとは思いますが、外にお仕事にでると必然的に規則正しい生活になりますから健康的になることが多いです。そうすると、人生100年時代になって平均寿命がこれからもドンドン延びていくと予想されますから、お仕事もできるだけ長くしますよね?
そこで年金をもらうのを繰り下げます。1ヶ月繰り下げるごとにもらえる年金が、0.7%増加しますよ~~~!
例えば、C子さんがお勤めしてしっかり厚生年金を積み上げていって、65歳から老齢厚生年金を50万円もらえるとすると、老齢基礎年金78万円と合わせて年金の額は128万円になりますね。
その老齢基礎年金と老齢厚生年金を65歳からではなくて70歳からもらうように5年繰り下げすると、なんと年金は53万7,600円増えて、総額181万7,600円になります~~~~~~!
具体的な計算式は、
老齢年金繰り下げで増加した分 128万円×[0.007%×60ヶ月]=53万7,600円
128万円+53万7600円=181万7,600円 自分の年金だけで、月に15万円です!!
C子さんはご主人の年金を当てにするのではなく自分の年金を増やすんです!
C子さん 「すっごくわかりました~~~~、楽することばかり考えてましたが、ここらでしっかり自分磨きもかねて、外に出ること考えてみます!」
G人さん 「そうだな、僕も応援するよ!」
Hくん 「ママ~~、いっぱいお金もらって僕にブロックいっぱい買ってね~~~~!」
まとめ
今回は老後のお金を増やすという観点で書いてみましたが、妻が外に出て働くというのは、自分磨きにとどまらず誰かのために働くことで、自分の価値が、対価や社会的評価となって帰ってきますから、目に見えない喜びは大きいですよ~~~~!