20代女性の保険の選び方、おしゃれコーデと同じだよ~~!

ネットで検索すると、保険の加入に関する記事がいっぱいです!

女性保険ランキングから始まって、かしこい保険の選び方、保険の比較サイト等々…いろいろみたけど結局わからないから、めんどくさくなって安いのでいいや!って思ってしまう人も多いんじゃないかしら~~。

でも保険ってとってもお金持ちじゃない限り、私たちの生活には欠かせないものなんですよ~~~~!

そこで、少しめんどくさくて分かりにくい保険をできれば納得して掛けていただくために、その選び方、考え方を書いてみました。20代の女性たち、是非参考にしてくださいね!

今回のお話

楽田C子さん(しーこ25歳)は短大卒業後就活に失敗して、今は近くのスーパーでパートをしています。C子さんは、ホントはやりたい仕事があり資格取得を目指しているんですが、それがなかなか~~~~今に至ってます!

そして、C子さんには短大時代から仲の良いお友達が2人、これがまたとっても個性的な二人なんですぅ~~~!一人はX子さん(てんこ25歳)、短大卒業後一流会社で仕事バリバリやってる独身女性です。もう一人は結婚して2人の子を育てるY穂さん(わいほ25歳)、専業主婦での~~~んびり奥様なんですぅ。

3人は一ヶ月に一回ランチをしながらおしゃべりをして、日頃のストレス発散しています!

X子さん  「そういえば、会社にいつも保険の営業さんがきてるんだけど、そろそろ何かに入んなきゃな~~って思ったんだけど、C子やY穂は生命保険って入ってる?」

C子さん  「私、共済は一応入ってるけど、生命保険って死んだらウン千万ってやつでしょ?入ってな~~~~い、そういうのって私たち必要なのかな~~~Y穂は?」

Y穂さん  「私はパパのに一緒に入ってるぅ~~」

X子さん  「へ~~~~~Y穂、どういうのに入ってるの?」

Y穂さん  「なんか~~わかんない~~~パパが決めたから~~」

パレ子さ~~~~ん!20代半ばの女性、保険に加入した方がいいですか?保険選び方ぜんぜんわかんないので教えてくださ~~~~~い!

は~~~い!私もしばらく無保険でした~~、でもやはり保険はいざというときにホントに助かりますので、これを機会に少し勉強してみましょうね!



20代女性の保険の選び方、おしゃれコーデと同じですよ~~~~♥

まずは目的を考える

[おしゃれコーデの場合]

例えばパーティーに行く場合、そのパーティーが、友人の結婚式なのか、同窓会なのか、はたまた婚活パーティーなのか~目的によって全身のコーディネートが変りますよね?

友人の結婚式の場合は、あんまり目立たないようにコーディネートする!

同窓会なら少し目立つように、そして婚活パーティーならメッチャ目立つように~~バリバリコーディネート、なんてね!

[保険の場合は…]

保険も同じで目的によって選び方も変るんですよ~~~!

まず保険を掛ける目的は大きく分けて3つに分かれます。

第1の目的は、生命保障(死亡保障や介護保障)

自分が死亡した時や介護状態になった時、自分を取り巻く家族がきっと困りますよね~特に介護になった場合は……そこで家族が困らないように保険を掛けるのです。

第2の目的は、医療保障

自分が病気やケガをした時、仕事をしている人であれば仕事を休んだりもしくは辞めたりするかもしれません。そんな突然の入院費や治療費などの出費に備えるためものです。

第3の目的は、資産形成

これは当面の目的や将来の目的のために備えるものです。例えば、未婚の方は結婚に備えたり、結婚願望がない方はマンション購入などのためとか、あるいは早期リタイア、海外移住、定年後の生活に備えたりするためです。

保険はこの3つの目的の中から、自分のこれからの人生のプランに合わせてコーディネートして自分で作るもんなんです!

C子さん  「私は独身だから、死亡した場合はお葬式代があれば両親は困らないかな~~、でも病気、特にガンになってしまったら生活とかどうなるのかすっごい不安~~~~!この間も一緒に働いてるところのおばさんが子宮ガンになって手術して、これから抗がん剤治療に入るって言ってた~~~」

X子さん  「そうなんだよね~~私も仕事場の上司がさ~大腸がんで手術したけど、でもすぐ職場復帰したよ~~~、会社の健康診断でポリープ見つかって早期発見だったんだって~~~~病気も心配だけど、私は早期リタイアして、海外に住みたいな~~~そのためにお金貯めたいんだよね~~~~!」

Y穂さん  「へ~~~X子は、夢いっぱいだね~~うちはパパさんが全部会社でやってるから、自分の保険のことなんて考えたことなかった~~~でもガン怖いよね~~~私の保険、大丈夫かな…」

C子さんは医療保障重視で、死亡保障を少し備えたい。X子さんは医療保障重視と、資産形成をしっかり!Y穂さんも医療保障重視で、でもみなさんガンもとっても心配ってとこでしょうか?

目的が決まってメインが決まったら、付属品でランクアップ!

[おしゃれコーデの場合]

例えば婚活パーティーでメッチャ目立ちたいと思ったら、メインの洋服だけでなく、バッグやアクセサリー、靴やストッキング、いろいろ付属品でおしゃれコーデのランクアップ図りますよね~~~!

保険も同じなんですよ~~~!

[保険の場合は…]

生命保障(死亡保障や介護保障)のワンランクアップ

死亡保障はみなさんご存じのとおり、死亡した時に残された家族に死亡給付金が支払われるものです。

以前は死亡保障しかありませんでしたが、今は死亡だけでなく生前(介護状態)にも受け取れるように保障の範囲が拡大してきてます。

介護保障は、一定の要介護状態になった時に、自分と介護を担う家族のために支払われます。実はこの「介護」という言葉を聞くと、20代の若い人たちは、おじいちゃんやおばあちゃんのような50年以上も先のことまで考えられないよ~~って思いますよね?

介護状態は、要支援1~要介護1~~5まで6段階に認定区分が分かれているのですが、実は妊娠して早産の危険があるときに車いす生活を余儀なくされた人が要介護2と判定されたり、交通事故の後遺症でやはり要介護認定を受けたりと、若いから介護と無縁とは限らないんですよ~~~!

そしてここ数年で、高度障害 ⇒ 要介護3 ⇒ 要介護2 と保険金の給付の水準が軽くなってきていますので、自分の保険がどの状態で保険金がでるのかも要チェックですし、これから保険を検討している人は、ここランクアップしておくこと大事です!!!!

医療保障のワンランクアップ

どんなに健康な人でも、病気やケガになることもあります。そして、最近は20代で子宮ガンや乳ガンもチラホラ聞きます。

そして一度ガンになってしまうと数年間は保険の加入は制限されます。例えば加入自体を否定されたり、加入できたとしても条件が厳しくて思い通りの保険には加入できないこともあります。

保険は健康なうちに準備することがとっても大事なんですね~~~!



そこで、医療保障のワンランクアップをご提案しますね!

ランクアップその1

入院の日数が短くなってきてますので、短期入院に備えて入院一時金を付加しましょう。

入院給付金1日あたり10,000円の保障があるとすると、5日入院した場合は50,000円ですが、入院一時金100,000円を付加すると、同じく5日入院でも150,000円もらえることになります。

実は私が乳がんで入院したとき、私のベッドの前の方が乳房の悪性腫瘍(肉腫)で3日で退院して、抜糸は通院でするとか言ってました。ホントに入院は短期化していますが一度入院手術となると、それなりのお金がかかってきますので、入院一時金は大きいです!

ランクアップその2

先進医療特約を付加するときに給付金先払いがあるか、給付の要件を細かくチェックしましょう。

先進医療特約は保険料が安いので、だいたいどの保険にも付加されていますが、この給付金先払い制度があるのとないのではぜんぜん違います。

ガンの治療で陽子線治療を受けようと思うと、健康保険が効かないので技術料として250万円ほど払わなければなりませんが、こ給付金先払いをしてくれる保険会社だと、250万円の持ち出しがなく受けたい治療を受けることができます。これも大きいですよ~~!

C子さん  「陽子線治療って、身体にメス入れないんでしょ?傷が付かない上にお金も払わないでそんなスゴイ治療受けられるなんて~教えてもらわなければそういうこと、スルーしちゃうよね~~!」

ランクアップその3

ガン、心筋梗塞、脳卒中の三大疾病特約の支払い要件をチェックして、心筋梗塞の場合に60日間の労働制限状態があって初めて給付金が下りるのではなく、治療のための手術をすれば即、給付金支払いに該当するようにしておきましょう。

これも盲点の1つで、古い三大疾病特約だと「絵に描いた餅」で、まったく役に立たないってこと多いんです。なぜなら、カテーテル手術をしちゃうと3日ぐらいで退院して普通の生活に戻れちゃうんで、60日も労働制限される人はホント稀なんです。

みなさんしっかりこのあたり、みておきましょうね!

資産形成のワンランクアップは期待できない…

資産形成については、今は低金利の時代が長く続いているので、ハイリスクな投資以外はどこにお金を託してもそんなに増えません。

個人年金でバブルの時代に掛けたものは、掛けた保険料が倍になるものもありましたが、今はサッパリです!

でもそんなに増えなくても簡単に下ろせない貯金をもつことはいいことだと思いますから、20代の方は10年後、20年後…と満期を設定して1つ掛けるのもいいかもしれません。

X子さん  「そうなのね~~~、少し残念~~」

ここで注意は、掛け捨ての保険にいくら払って、貯金になる保険にいくら払うのかをしっかり分けて考えることです。ここでゴッチャにしていると、あとで、「こんなはずじゃなかった…」と「保険屋さんにだまされた…」ってなってしまいますので、要注意です!

この保険の性質の違いについて詳しく知りたい人は「生命保険の種類は3種類しかない!」を読んでみてくださいね!

C子さん  「でもX子、これを機会にお給料の中から掛け捨ての医療保険と分けて、貯金になる保険を掛けたらいいんじゃない?」

X子さん  「そうね~~~ビールばっかり飲んでないでそうするわ!!!」

Y穂さん  「こうやって説明聞くと、保険もおしゃれと同じように自分でコーディネートできるのね~~~!家に帰ったら、パパに私の保険どうなっているか聞こう~~っと!」



それから保険が必要ないって意見は本当ですか?

保険を検討するときに、高額療養費制度や会社員の場合に傷病手当金があるので保険は必要ないという人がいますが、パレ子はそのご意見に反対意見です!

高額療養費制度は、1ヶ月にかかった医療費の自己負担分を一定の金額に制限する制度です。

例えば月収360万円の人は、1ヶ月57,600円を超えた分の医療費はあとで戻ってくるんですね~(詳しく知りたい方は厚生労働省のホームページを見てくださいね)。でも、病気やケガをして1ヶ月の医療費を6万円近くも支払わないといけないのでは、大変なことです。

また、会社員には傷病手当金という制度があります。ただし、傷病の原因が業務外であること、休んでいる期間に給料が支払われていないことなどの要件があり、また支払いまでに最低でも1~2ヶ月かかり、ちょっとした手続きミスで入金までの期間がもっとかかる場合もあります。

これに対して保険金の請求は、病院の領収書でオッケイの場合は1週間くらいで、診断書が必要な場合でも、傷病手当金よりは断然早く入金されます。

C子さん  「1ヶ月に医療費を6万円も払うってことになると、生活できないよね?それに私、会社員じゃないから傷病手当金は関係ないし~~~」

X子さん  「会社員でも傷病手当金は、お給料の3分の2しかもらえないんですよね?それって困るぅ~月々無理のない範囲なら、保険は1つ入っておくべきね!」

Y穂さん  「ガンで髪の毛が抜けてしまったら、すぐにもとの生活に戻れないって事もあるから、やはり保険は大事かも~~~~」



因みに25歳の女性の医療保険のお見積もりしてみましょうね!

生活障害保障特約 年間100万円×20年
死亡保障 200万円
三大疾病特約(ランクアップ) 100万円
入院一時金(ランクアップ) 75,000円
入院特約 5,000円/1日
女性疾病入院特約 5,000円/1日
先進医療特約(ランクアップ) 2,000万円
ガン診断特約 100万円
ガン薬物治療特約 5万円/1ヶ月

保険料   月 6,640円

C子さん  「今入ってる共済よりは高いけど~~でも何かあった時に役立ちそうね!」

X子さん  「資産形成はバブルじゃない今はあんまりおいしくないみたいだけど、でもこれを機会に一日ビール一杯分を貯金したら~~500円×30日×12ヶ月×25年=450万円~~、ちょっと50歳までに450万円じゃ足りないから、ビール2杯!うん!そして医療保険も少し入ろうかな~~!」

Y穂さん  「パパ任せじゃなく私も入ろっかな~~これくらいなら安いわ~~」



 

まとめ

ホントに保険は形のないものにお金を掛けるので、分かりにくいし難しい側面もあります。

そして医学の進歩も著しいですから、医療もそれに合わせて進歩していきますので、もちろん保険も進歩します。ですから、20代のうちに保険を終身にして若いうちから、割高の保険料を払ってしまうのもあんまりオススメしません。

それから、特定の保険会社でなく保険ショップは高い保険を勧められないから安心だというのも、そうとはいえませんよ~~~!当然手数料の高い保険会社の保険を勧められる危険もありますし、細かく何個にも分かれた保険に加入してしまう人もいらっしゃいます。そうなった場合、保険金請求の時に病院から診断書を何枚も取らないといけなくなり、その診断書料が大変って人もいます。

ですから、掛け捨ての保険と貯蓄の保険を分けた上で、できれば掛け捨ての生命保険、医療保険の個数は少なめに加入するのが良いと思います。

とにかく保険は奥が深いので、また次の機会にもお話しますね!