厳しい寒波が到来してますね~、降りしきる雪であたりは真っ白、ゆっくり走っていても目の前に突然車が現れて、「ガッツ~~~~ン」
「あれ~~やっちゃった~~~」と思っていたら、後ろから「ガッツ~~~~ン」と…
衝撃で首と肩、背骨がやられて、接骨院通いが数ヶ月続いてます。保険会社からは「まだ治らないんですか?」と言われるけど、なんとなく不調だし通ってます。
でもそれが詐欺になっちゃったら~~~と心配になりますよね?
これって詐欺ですか~~~?

はい!そこで今回は「保険金請求」と「詐欺」との微妙な境界線をみていこうと思いますよ~~~!
まず傷害保険で保障されることとは?

傷害保険に加入していると、どんな保険金がもらえるんでしょうか?
三井住友海上火災保険(株)の例でみてみましょう。
死亡保険金 1,000万円
後遺障害保険金1,000万円×100%~42%
入院保険金 一日につき4,000円(180日限度)
手術保険金 入院中の手術は4万円、外来手術は2万円
通院保険金 一日につき2,000円(30日限度)
上記の保険金は事故の発生から180日以内に支払事由が生じたときに支払われます。
因みに保険料は、月1,820円です。
月の保険料が安いこと、更新が1年単位で決めることができる手軽さから、傷害保険に加入する人も多いんですね~~!
そして、交通事故等でケガをして重い障害が残ってしまった場合は、目一杯保険金をもらって特に問題はないのです。
問題はケガの状況が障害が残るほど重くない場合なんです
交通事故で後ろからお釜掘られてむちうちになって整形外科に通ってて、保険会社からは「いつまで治療かかりますか?」って言われるけど、なんとなく不調だし…。
スッキリ治らないから治療のため通院していますが、そんな~いつまで通院するかなんて聞かれてもわかんないし…、こんな場合です。
私の友達もちょうど1年前に大雪が降った夕方、後ろから追突されて首を捻挫、今でも寒くなると不調を訴えてます!
それに、揉めてます! 一年経った今でも…。

うあっ、寒そ…
そこで治療に通い続けることが詐欺って言われたら大変だから、その境界線はどのあたりなのかを知りたいですよね?
そもそも詐欺ってどんな犯罪ですか?
詐欺罪とは、「人を欺いて財物を交付させた者は、10年以下の懲役に処する」と、刑法246条に規定されている犯罪です。
もうちょっとわかりやすくいうと…
最初からだまし取ろうと思って、人や会社に対して嘘とかいい加減なこと言って、お金やなんかをだまし取った場合は、最高で10年ブタ箱にぶち込まれるよ!
ってことです。
じゃあ詐欺罪になるのはどんな場合ですか?
交通事故で後ろから追突されて軽いむちうちになり、病院に通ってるとしましょう。
ケース1
もうとっくに治っているのに、保険金をだまし取ろうと思って接骨院の柔道整復師とグルになって治療したように装って保険金をもらった。

ケース2
交通事故に遭ってから、クビや肩のあたりがズンと重くて常に頭痛がしているので、整形外科に通い続けてもうかれこれ半年になります。

ちょっとそれじゃたまったもんじゃないわよね~~~後遺障害っていったってそんなに簡単には認定してくれないだろうし~パレ子なんとかなんないの?

ケース3
だいぶ良くなってもうそろそろ病院通わなくてもいいかな~と思ったけど、ズルズル通っている間に自分でこけて悪化して引き続き通院して保険金の請求をした。



それに精神的ダメージもあるし~~、それぐらい目をつぶってくれたっていいじゃん!

しかし、特に病院でもう良くなりましたから通院しなくていいですよって一区切りついてる場合はそれ以降の通院は認められないでしょうね。


保険会社が「ん?」って思ったら調査、聞き取りができるようにね。
なので、保険金たくさんもらいたい気持ちは分かりますが、やっぱり正直に申告しましょうね!
まとめ
損害保険の場合は、保険に2社3社とたくさん入っていたからといって、保険金が2倍3倍と出るわけではないんですよね~~。
例えば火災保険を5000万円ずつ2社に掛けていて、実際自宅が火事になり5000万円の被害が出たとすると、2社から5000万円ずつの一億円保険金が出るかっていうと、出ません!
2500万円ずつの合計5000万円しか出ないんですぅ!
これはそもそも損害保険というのが、実損害を塡補するという性質のものだからなんですね。
でも損害保険の中で傷害保険は違いますよ。2社掛けていたらそれぞれの保険会社からちゃんと保険金は出ますから安心してくださいね~~!
といっても皆さん、くれぐれもおケガはしないようにお気を付けてくださいね!
年取ってくると、あっちこっちにひずみがでてきますからね!
問題なく!