人は「自分の能力を生かして仕事をし、お給料を得たい!」と考えますが、これは障害者も健常者も同じですね。
障害者といえども、身体障害者、知的障害者、精神障害者とさまざまな方がいらっしゃいます。
そのため一度仕事に就いても、もっと自分を生かせる仕事に就きたいな~、もっとお給料もらいたいな~、ときには職場の人間関係で悩んだりなどなど、なんらかの事情で転職したいなと思ってる障害者の方もいらっしゃいますよね~~~!

そこで今回は、障害者の方が納得いく転職をするためにも、失業保険を活用しましょうってことで障害者が受ける失業保険のことまとめてみましたよ!
失業保険をもらえる障害者とは?

障害者は、「就職困難者」というくくりで雇用保険の対象者になりますから、失業保険を受けることができます。
そして障害者は、身体障害者、知的障害者、精神障害者、に分かれます。
因みに、就職困難者には、これら障害者に加え、保護観察中の者や、社会的事情により就職が著しく阻害されている者が含まれます。
失業保険をもらえる条件は?
失業保険をもらおうとする場合、雇用保険にどれくらい加入していたかがまず問題になります。
●健常者
自己都合で離職した場合は、過去2年間に12ヶ月以上被保険者期間があることが必要
会社都合で離職した場合は、過去1年間に6ヶ月以上被保険者期間があることが必要
●障害者
自己都合で離職しても、過去1年間に6ヶ月以上被保険者期間があれば大丈夫!
障害者はその点、優遇されてますね!
失業保険はどれくらいもらえますか?
失業保険は、雇用保険の被保険者期間がどれくらいあったか、そして失業保険を受ける人の年齢によって実際に失業保険をもらえる給付日数が変ってきます。
●健常者(自己都合で離職した人)
離職時の 年齢 |
雇用保険の加入期間 | ||
---|---|---|---|
1年以上 10年未満 |
10年以上 20年未満 |
20年以上 | |
全年齢 | 90日 | 120日 | 150日 |
●健常者(会社都合で離職した人)
離職時の 年齢 |
雇用保険の加入期間 | ||||
---|---|---|---|---|---|
半年以上 1年未満 |
1年以上 5年未満 |
5年以上 10年未満 |
10年以上 20年未満 |
20年以上 | |
30歳未満 | 90日 | 90日 | 120日 | 180日 | – |
30~34歳 | 180日 | 210日 | 240日 | ||
35~44歳 | 240日 | 270日 | |||
45~59歳 | 180日 | 240日 | 270日 | 330日 | |
60~64歳 | 150日 | 180日 | 210日 | 240日 |
●障害者
離職時の 年齢 |
雇用保険の加入期間 | |
---|---|---|
半年以上1年未満 | 1年以上 | |
45歳未満 | 150日 | 300日 |
45~64歳 | 360日 |
1年以上のところを赤ぬりにしてみました。
比較してみて分かるとおり、健常者と障害者ぜんぜん日数が違います!
30歳で雇用保険の被保険者期間が1年だった場合、健常者がもらえる失業保険は90日なのに対して、障害者は300日です!
就職が決まったら常用就職支度手当もらおう!
●健常者
もらえる失業保険が残っていても、就職したら再就職手当がもらえますよ~~!
なので失業保険がまだ残っているから…仕事したいのに、我慢してハローワーク通いしなくてもいいですからね。
因みにいくらもらえるかというと計算式は、
基本手当日額×支給残日数×60%または70%(残日数による)
例えば90日支給予定の人が、基本手当日額3000円で支給残日数が60日あるとすると、
●障害者
まず、就職が決まった時点で失業保険の給付日数の残りが3分の1以上ある場合は、健常者の再就職手当の対象になりますよ。
【失業保険の給付日数の残りが3分の1未満の場合】
常用就職支度手当
1 | 支給残日数が90日以上 | 基本手当日額× 90 ×40% |
2 | 支給残日数が45~89日 | 基本手当日額× 支給残日数 ×40% |
3 | 支給残日数が45日未満 | 基本手当日額× 45 ×40% |
例えば30歳の方がもらってる基本手当日額が3,000円とすると、支給残日数が90日の場合
はい!良い仕事が見つかったら、遠慮なく常用就職支度手当もらって、次の職場で頑張っちゃいましょう!
ただ、原則として次の職場でも雇用保険の被保険者になって、1年以上超えて勤務することが確実であることっていう条件がありますからね。
要するに安定した職業に付く人が対象ね!
まとめ
学校を卒業して社会人になったら、社会に貢献しながら自分の能力を生かしてお給料をもらって自分の人生を生きて行く!
これは健常者も障害者もみな同じ気持ちだと思います!
でもやはり障害者の場合は健常者と異なり、切り替えがスムースにできない場合も時にはあるでしょう。
なので雇用保険については、少し長めの給付期間が用意されてるんですね!
せっかくだから納得いく就職活動をして、自分が生かせる仕事見つけて、自分の人生輝かせましょうね!
私も頑張ります!