少し前までは精神的疾患になった場合に保険金がもらえる保険ってなかったんですが、今はうつになった時にもらえる保険あっちこっち出ましたね!
就業不能保険は、うつになった時に保険金もらえます。
ちょっと待って!
ほんとに保険金出るの?って心配じゃないですか?
だってうつの症状って、いろいろありますからね?

そこで今回は、現代のストレス社会を頑張って生きてきたけど、あ~疲れたな~って心が悲鳴をあげた時助けになる就業不能保険を比較してみましたよ~!
【うつ】就業不能保険 チューリッヒ生命「くらすプラス」

うつ病などのストレス性疾病による入院をすると保険金が受け取れます。
受け取れる要件
病名が、
というストレス性疾病により入院して、その入院が60日を超えたら、360万円または600万円が受け取れます。
360万円または600万円の受け取り方は、年金形式(月10万円)で受け取ってもいいし、最初にボンと一括で受け取ってもいいし、最初は年金形式で受け取りながら途中で残一括で受け取ってもいいです。
いいですね!
あと入院給付金も付いてます。1日5,000円です。
保険料(年金受取額360万円の保険に加入)
男性40歳………… 月2,960円(保険期間60歳)
女性40歳………… 月2,900円(保険期間60歳)
月3,000円弱の保険料でうつになった時保険金がもらえるのは、助かりますね!
あとこの保険は保険期間が終身ですから、60歳まで払ってしまえば、そのあと保険料を払わずに一生この保障を受けられます。
またこの保険は、がんや急性心筋梗塞、脳卒中など重大な病気で就業不能状態になって入院した時も、同じ保険金が受け取れます。
でもちょっと気になるところが…
360万円の年金も、5000円の入院給付金も、60日間の免責期間があるんですよね~!
つまり、入院が長引いたとしても1日から59日めまでは1円ももらえないんです。今入院日数が短くなってきているので、なかなかこの要件を満たすのは大変かもしれませんね。
この点、がんや急性心筋梗塞、脳卒中の場合は自宅での療養も就業不能状態として保険金はもらえますね。
でも他社ではがんと診断された、もしくは急性心筋梗塞で治療のため手術受けると、すぐまとまった給付金が出るようになっているところもありますから、やはり60日の免責期間は長い気がしますね。
【うつ】就労不能保険 住友生命
生命保険といえば、死亡した時に3,000万円!とかって、保険金が出るような保険が一般的だったんですね。
でも死亡したときだけでなく介護状態になったときも保険金がもらえるようにと、保険金が出る範囲が拡充されてきました。
住友生命は、わりと早い段階に就労不能保険を販売しましたね!
受け取れる要件
うつの場合はどういう条件を満たすと保険金が受け取れますか?
精神障害の治療を目的として、入院が180日継続した場合に保険金を受け取れます。
そして具体的には、精神障害とは、器質性健忘症候群、せん妄、脳の損傷や機能不全等による精神障害や人格障害や行動障害、気分障害(うつ)…てんかんなど、ちょっと分かりにくいですね~!
なんしか精神障害をもつ人が、お医者さんの治療が必要で、かつ自宅での治療が困難なため入院する事が必要です。もちろんうつでも入院すればオッケイです。
さらにこの特約は、精神障害ではなく身体の傷害または疾病を原因として、障害等級1級または2級の状態(詳しくは厚生労働省のホームページをみてね!)になった、もしくは公的介護保険制度の要介護2(詳しくはこちらをみてね!)以上になって30日経つと保険金がもらえます。
そしてその状態がさらに30日続くとまた保険金がもらえて、30日ごとに合計で5回もらえます。
そして180日続くと、そのあと回復したとしても、年金形式または一時金でもらうことができます。
保険金支払いの具体例
精神的障害の場合、入院が180日続くと300万円の保険金がもらえます。
精神障害ではなく要介護状態等が30日継続すると20万円、60日め20万円 ………150日まで続いて合計で100万円がもらえます。
そして180日続いたら就労不能保険金の支払いが始まり、年金形式で年100万円が決めた保険期間(例えば65歳まで)支払われます。
もし40歳で就労不能になって180日経過すると、60歳までの間に合計で2,100万円の保険金がもらえることになります。
保険料(年金受取額100万円の保険に加入)
男性40歳………… 月2,429円(保険期間60歳)
女性40歳………… 月2,038円(保険期間60歳)
でもちょっと気になるところが…
住友生命の就労不能保険の場合は、入院していただけでは保険金は出ないんですね。
一定の就労不能状態、または要介護状態に該当することが必要です。
ですから体調悪い…お仕事できないっていっても、上記の要件を満たす必要があるんですね~。
例えば、眼が失明したり、手や足の指にとどまらず、手や足そのものが関節から失ったり…(障害等級1級、2級)。
また要介護状態としては、手すりや松葉杖に頼らなければ歩けないという要件に加え、a 衣服の着脱、b 入浴、c 食事の摂取、d 排泄、e 清潔・整容(歯磨きとか)この5項目うち3つに該当する必要があります。
もっとも上記の要件は、全介助(要介護3)とは異なり、要介護状態としては2に相当すれば保険金が受け取れますので、その3と2の違いはかなり大きなものがあります。
また認知症にも対応してます。
まとめ
代表的な2つの保険会社が販売している就業不能保険を比較検討しましたが、「うつ」に関しては、住友生命よりチューリッヒ生命の「くらすプラス」の方が条件的にかなりゆるいですね!
就業不能や就業不労になるとお金がもらえると助かるから保険に入っておこう、保険料も安いしね!なんて気軽に保険に加入しても、ちょっと体調悪いから保険金が出るわけではないことを、しっかり把握しましょう!