年金保険料払うの厳しい人申請しましょ!減額になるけど

日本に住んでる国民は、20歳から国民年金に加入が義務付けられていますから、みなさんちゃんと手続きしてますよね?ちゃんと保険料払ってますよね?

でも、自分の20歳の頃を考えるとそんな手続きしたのやら、全然覚えてなくて~~会社がやってくれてたんですね!今、大学生の息子が20歳を過ぎて初めて保険料が払えないってことで、私が必要な手続きをしましたが、保険料の負担が大きいですよね~~~!


今回は、年金に関して保険料を払うのが苦しい人はどんな手続きをしたらよいのか、年金が減額になってしまうけど、そのデメリットはどうなの?ってことを、楽田さんのご家族と一緒にみていきたいと思います。

今回のお話

楽田A造さん(らくだえいぞう50歳)は妻のB代さん(びーよ48歳)と娘のC子さん(しーこ21歳)と息子のD太くん(でーた20歳)の4人家族です。

C子さんは大学4年生で今就活中なんですがなかなか決まりません。D太くんは大学2年生でバイトしながら大学生活を楽しんでいます。楽田家は二人の子供が大学生という、とっても経済的に苦しい時期にありました。

A造さん  「C子の国民年金の保険料、去年はお父さん払ってやったけど、今年はD太の分もあってお父さん無理だぞ!」

B代さん  「ほんとに大変なのよ~~~、どうすればいいかしら~~~?

D太くん  「おやじ、何の話…?」

C子さん  「D太は今年20歳になったでしょ?うちら20歳になったら国民年金保険料払うんだよ!」

D太くん  「オレも?オレ金ないよ!いくらなの?」

A造さん  「月16,000円くらいだったな~~」

D太くん  「え”~~~~~~~!無理無理無理無理~~~ぜったい無理!」

C子さん  「私も自分でだよね~~う~~ん厳しい、就活でドンドンお金出て行くし~~」

パレ子さ~~~ん、何かいい方法ありますか?

あります!大丈夫、任せてください!楽田家のみなさん、ご安心を!


国民年金の基本からお話しますね!

国民年金とは

みなさんご存じですか?高齢者が生活をしていくための収入が公的年金だけという世帯が高齢者世帯全体の6割強に上るんですって~~~!これらのお家では、公的年金以外の収入はないってことらしいんですぅ~~~!

昔は三世代が同居して親が年を取ったら子供が面倒みてという風な家族も多かったですよね~。でもドンドン核家族化してますし、みなさんの意識も変ってきて、現在では老後も自立して生活をしていくご老人も多くなってます。私も息子に頼ってというよりは、自分の力で自由に生きたいと思っています!

そうすると公的年金は高齢者世帯において、安心・自立して老後を暮らせるための大きな役割を担っているんですね~~~!

実際、国民の4人に1人が年金を受給してますから、国民生活に不可欠な役割を果たしていますね~~~年金!

 そして実は年金、老後だけじゃないんですよ~~~貰えるの!

例えば、病気やケガをして障害が残ってしまった時とかも、もし国民年金に加入していたら、老後じゃなくても障害基礎年金をもらえますし、結婚していてご主人が亡くなってしまった時には、お子様やお子様のいる奥さんがが遺族基礎年金がもらえます。

でもこのような公的年金がもらえるのは、国民年金保険料を納めた人だからなんです!

そして、日本国民は皆20歳になったらこの国民年金に加入しなければなりません、みんなですよ~~~!

D太くん  「そうなんだ~~~、オレも国民年金に入んないとダメなんだね~~~」

C子さん  「私は去年入ってることになってんのね?お父さんが払ってくれてたんだ~~」

B代さん  「でも、困ったわねぇ…今年からD太の分もだから…」

C子さん  「えっ?お父さんとお母さんは50歳そこそこだから、まだ保険料払ってるわよね?」

A造さん  「お父さんは会社で社会保険に入ってるから給料から天引きされてるんだ、お母さんはそのお父さんの社会保険のお陰で保険料払わないで国民年金に入ってることになってるんだよ、第3号被保険者って立場でね!」

C子さん  「え~~~お母さんずるい! でも私も就職したら会社が払ってくれるんだ~~、就活頑張らなくっちゃ!!」

A造さん  「そうだよ、でも会社によったら社会保険かけてくれないところもあるからね、C子も気をつけないと!

C子さん  「え~~~~そうなんだ、オッケイ!そこ要チェックね!でも、とりあえず今よ今!!」

国民年金保険料払うのが難しい人はどうしましょ!

平成30年度の国民年金保険料は、月16,340円ですが、毎月毎月その額はほんとに厳しいですよね?

うちの息子(大学3年生)は仕送りなしで自活してますので、とってもとっても無理ですぅ…。

そういう大学生さん達は、保険料を払うのが苦しい間「学生納付特例制度」を使って、保険料の納付を猶予してもらいましょう。

学生納付特例制度

この制度は20歳以上の学生は前年の本人の所得が一定以下の場合に、国民年金保険料の納付を猶予しますという制度なんです。

まず学生とは?

大学(大学院)、短期大学、高等学校、高等専門学校、専修学校、および各種学校に通う学生さんのことです!

本人の所得が一定以下の場合とは?

118万円+[扶養家族等の数×38万円]以下の場合

C子さん  「私たちは大学生だし、お父さんの扶養で扶養されてる側だよね?」

D太くん  「そうすると、118万円+38万円で156万円以下なら、オッケイだね!助かった~~~、これ使おうよ、アネキ!」

C子さん  「うん!出そ出そ!早く出そう!」

免除の申請の手続き教えて

申請の時期は?

免除申請手続きはいつでも出せますからね~~~!過去に遡っても出せますよ、過去に遡って申請する場合は保険料の納付期限から2年を経過していない期間、つまり申請時点から2年1ヶ月前まで出せます!

もっとも、その申請は毎年しなければなりませんからすこし煩雑ですが、送られてくる書面にサインと押印するだけですから、簡単です!

申請の場所は?

場所は各市区町村の国民年金窓口ですからね~~年金事務所ではないのでお気をつけて!

準備するものは?

国民年金手帳はまず加入して受けとってその手帳と、学生であることを確認できる書類を持って手続きに行ってくださいね!学生であることを確認できる書類とは学生証(コピー)か在学証明書(原本)です。

もっとも気をつけてほしいことあります!

国民年金(老齢基礎年金)は先ほどもいいましたが、高齢者の生活を支える大切な収入源です。その年金を貰えるためには20歳から60歳まで40年間一ヶ月も休まず保険料を納めることが大事です。

もし、途中で保険料を納めていない未納期間があると、将来もらえる年金の額が減額されちゃうんですよ~~~!

しっかり40年納めても、老齢基礎年金の満額支給は平成30年で年77万9,300円ですから、月65,000円弱ということです。これから減らされちゃうって、ヤバイですよね!

そこで学生さんに気をつけてほしいのが、「学生納付特例制度」を使って国民年金保険料の納付を猶予されて払わなくてよいとしても、それは保険料を納めたことにはならないってことなんです!

つまり、追納しない限り貰える国民年金(老齢基礎年金)の額には反映されず、減額されますよ~~~ってこと!

C子さん  「それでなくても年金いつから貰えるかって不安なのに…減らされちゃうって…」

D太くん  「要するに、払うもんは払えってことか…」

A造さん  「でも、将来受け取る年金を増やす方法はあるぞ~~~!会社に入って社会保険をかけてもらって老齢基礎年金の上に、老齢厚生年金を上積みしていけばいいんだ!そして、老齢厚生年金は報酬比例になっているから、仕事頑張って給料をたんまりもらったら、それが将来の年金の額にもろ反映するぞ~~~!」

B代さん  「そうよ~~~、だからお父さんの年金額はすごいのよ~~~!毎年誕生月にくるねんきん定期便みたら、ワクワク、うふふ~~~

C子さん  「そうなると、やっぱり就活がんばらないと~~~~」

D太くん  「オレもがんばろ~~」

因みに、ざっくり老齢厚生年金を計算すると、ざっくりですよ!あくまで参考に…

会社で30年間働いて平均の給与が30万円の人の場合、老齢厚生年金の額は60万円となりますので、月にしたら5万円年金が上乗せになりますね~~~!先ほどの老齢基礎年金が月6万5,000円ほどですから、合わせて月11万5000円が一生、生きてる限り貰えるんです。ほんとにコツコツ積み重ねたものは大きいですね!


まとめ

とかく若い人は将来年金なんかどうせ貰えないから、そんなのどうでもいいわって、必要な手続きをほったらかしにしがちですが、やはりやるべきことはやっておくことが肝心です!

私、こんなえらそうなこと書いていますが、50歳過ぎるまでこの一つ一つの手続きの大切さを知らずにいたことを、今になってとっても後悔しています。

こういうことを子供に伝えることができるのは、親である私たちが社会保障制度を理解しておくことなんですよね~~!

みなさん!人生100年の後半戦は、なるべく失敗しないで、楽しくイキイキと生活したいものです。なので、年金についても少し意義を感じて、コツコツ積み重ねましょうね!