大学進学や就職で1人暮らし? それとも愛する人と結婚してラブラブ新生活のスタート?
気に入ったアパートが見つかったらお引っ越しですね~~~~!
と、その前に不動産屋さんで賃貸契約をします。いっぱい書類があって流れ作業のように書いていきますが、その中で重要な契約の一つが火災保険の契約です!
そこで今回はアパートの引っ越しの際の火災保険の検討についてまとめてみました。
アパートに引っ越すことになったら、火災保険がなぜ必要かそこからみていきましょう!
アパートに暮らす住人のリスクとは?

自分が誤って火を出したり、お隣さん宅からの出火でアパートが全焼…
自分が水を溢れさせて階下の部屋を水浸しにしたり、上の住人が水を出して自室の家具がが水浸し…
地震により家の中がメチャクチャになったり、ゲリラ豪雨により浸水したり…
はたまた泥棒に物を盗まれてしまったり…
アパートに暮らす住人には、リスクがいっぱい!!!
そこで少しでもそれらのリスクから自分の生活を守るために、火災保険を掛けます!
もしくは火災保険が賃貸アパート入居の条件になっているんですね~~~!
火災保険についてその中身をチェックしていきましょう!
まずは家財の補償について
必要性
家財道具が、自分が失火したり、もらい火で消失したり、消火活動で水ぬれになってしまったりした時に生じた損害の補償がまず重要です。
また、最近では自然災害も猛威を振るってますから、台風や竜巻で窓ガラスが割れて家の中がメチャクチャになってしまったり、床上浸水による損害も毎年たくさんのお家が被害を受けてます。
補償の金額
ではいったいいくらの補償金額を設定したらよいのでしょうか?
ここでよく耳にするのが、「うちには財産ないから~~~」って手首振る人、ちょっと勘違いしないでくださいね!
ダイアモンドや金のお宝なんて関係ないんですよ!そうではなくて、もし被害に遭って生活を再スタートをするときに必要な電化製品や家具、洋服や日用品を一からそろえる金額の合計を補償金額として設定しましょね!
因みに、目安としては、25歳独身では250万円、40歳のご夫婦のみの場合は1000万円、50歳で4人家族の場合は1700万円くらいとなっています。
★地震保険も加入しましょう★
上記の補償は、地震を原因とする場合はでませんよ~~!ですから別途地震に備えるためのは地震保険を掛けなければなりません。
家財保険の補償に必要な金額を決めたらその30%~50%の範囲で地震保険を設定できます。
例えば家財保険を1000万円と設定したら、300万円~500万円の範囲で地震保険を設定します。
そしてこれは地震保険料控除の対象になりますから、所得税や住民税が少し節約できますね!
次ぎに賠償責任等の補償について
必要性
自分のミスで水浸しになり下の住人に迷惑をかけてしまったり、最悪の場合はアパート1棟全焼させてしまったなんてことになったら、大変なことになります。
そこで、個人賠償責任特約と、借家賠償責任特約を付けましょう!
補償の金額
個人賠償責任特約は、最低でも1億円の補償設定をしておきましょうね。なぜなら自分が火元で人を死なせてしまうこともありますからね!
借家賠償責任特約は、アパートの大家さんに対する賠償を補償するものですが、もちろん火事の危険や部屋を汚したり破壊してしまったり…といろいろありますから、最低でも3000万円は用意したいところです。
そして、揉めたときに自分で何もかも交渉のすべてをやらなければならないとすると無理ですよね?ですからこれらの賠償責任特約には、絶対、示談交渉サービスを付けておきましょう!
その他の特約について
アパートに住んでて何かが故障して一番困るものって、やはりライフラインですよね?水道、電気が止まるのが一番困ります。うちは東日本大震災のとき、電気が8日、ガスが3週間、水道が40日止まりました。特に水が止まるのはホントに大変!
そこでいろんな特約がある中で、水道管修理費用特約を一つお知らせしておきます。
水道管修理費用特約とはアパートの水道管が凍結によって破損した場合にその修理費用を補償するものです。これについて大家さんが負担するか少し悩ましいところはありますが、そんなに保険料がそんなに高くないので、寒冷地にお住まいの方は、この特約はお勧めです!
あっそれからもう一つ、ドアロック交換費用特約。
この特約はドアの鍵が盗まれて鍵を交換した場合に補償する特約です。1人暮らしの女性が犯罪に巻き込まれる怖い時代にちょっと気に留めて欲しい特約ですね~!
契約のときの注意して欲しいこと

まずアパートからアパートに引っ越した方、前のアパートの火災保険がどうなっているか確認しましょう!
もし保険期間が残っているなら解約して解約返礼金をもらいましょうね!損害保険はまとめて先に払っていても、未経過分はちゃんと戻ってきますので、遠慮なく申し出ましょうね!
これについて前のアパートの保険をそのまま新しいアパートに変更して掛け続けることもできますが、アパート自体の契約が2年更新のところも多いので、更新期間と火災保険の期間を一緒にしておいた方が掛け忘れることも防止できます。無保険期間があるのがとっても怖いので…。
まとめ
アパートに引っ越して掛ける保険、その保険料は確かに安い方が良いに決まってます。
でも保険期間2年契約で2万円ほどの保険料を月割りにすると、833円です。もし特約を付けて2万4000円になったとしても月にしたら1000円、その差は167円!
ちょっと冷静に立ち止まって、保険考えましょうね!
因みに保険は、生命保険も損害保険もなんでもそうですが、大きく分けて貯蓄性があるものと掛け捨てのものの2種類になります。
今回取り上げたアパートにお住まいの方が掛ける火災保険は掛け捨てですが、火災保険や傷害保険には貯蓄性があるタイプもあります。
ここで気をつけて欲しいのが、営業する人の説明に惑わされずに、自分が払う保険料が、いくら掛け捨てでいくらが貯まるのかをしっかり認識して保険を掛けるということ!
そこをしっかり説明してもらうと、貯蓄性があるといってもその利回りはまったくと言って増えてないのが確認できます。
おいしい言葉に騙された~~~といって保険の営業マンを恨むより、自分の目で確認することをお勧めします。