今年何回も日本に上陸した台風シーズンが過ぎて、被害に遭われてまだ生活が再建できてない方もいらっしゃると思います。本当に大変でした…。
被害に遭われて火災保険で全部直すことができた方はまだよかったんですが、火災保険金が下りなかった方、「なんで~~~~~!」って叫んでも、下りないと判断が下ったらどうにもひっくり返らないんですよね…。
そこで、今回は台風でアンテナが壊れた場合に、保険金がしっかり下りるように前もって重要なところ押えましょうね!
そもそも火災保険の補償の範囲をまず押えましょう!

火災保険って、火事でお家が燃えたときだけでなく、こんな場合も保険金でるんですよ~~!
1 火災 落雷 破裂 爆発
火災は消防活動による水濡れも含みます。
2 風災 雹災(ひょうさい) 雪災
台風や竜巻で被害を受けたとき補償されます。でも洪水高潮はここでは補償されません。
3 水ぬれ
給排水設備の破損もしくは詰まりで、自分の居室や他人の居室が水浸しになったときの補償されます。これは集合住宅を想定しています。
4 盗難
泥棒が窓ガラスを割ったなどの被害が補償されます。
5 水災
台風や豪雨、土砂崩れなどによる床上浸水等の被害が補償されます。洪水高潮はここで補償されます。
6 破損 汚損等
上記1から5までの被害を除いた突発的な事故で被った建物の被害を補償します。例えば車が飛び込んできて建物が被害を受けたとか~、でも、自分の家族がやった場合は補償されません。
ほとんどの火災保険は1と2までは補償されていますが、3以下は保険の掛け方にかかってきますので、加入するときは気をつけてくださいね!
では台風で壊れたアンテナは火災保険で直せますか?
大丈夫です!
アンテナは家の屋根や外壁に設置されていますから、2の風災で補償されますよ~~~!

もっとも、1つ注意が必要です!
台風で壊れたアンテナが火災保険で直せない場合
「風災・雹災・雪災支払い条件変更特約」を付けてる場合は、補償されない場合が生じます。
風災・雹災・雪災支払い条件変更特約
これは、風災・雹災・雪災の事故によって20万円以上の損害があったときに、損害の全部を補償しますよっていう特約です。なぜ、この特約を付けるかっていうと、補償の範囲を限定することで保険料が安くなるんですね~~~~!車両保険で免責10万円を付けるような感じです。
なので、台風で壊れたアンテナの損害が20万円以上だったら、火災保険で全部直せます!
でも、アンテナって工事費入れてもたいがい10万円かかんないんですよね…。
そうするともしこの特約を付けている場合は火災保険で直すことはできませんから、自腹切るしかありません。
もっともアンテナと一緒に屋根瓦が飛んだとかで屋根の修理も一緒に修理して、20万円を超えたら大丈夫!
まとめ
自然災害が猛威を振るった今年2018年、三井住友海上火災保険ではたくさんのお支払いをしてきました。その保険金で生活再建が早くできた人も多かったのではないでしょうか?
東日本大震災のとき、私の友達はその数ヶ月前に屋根にソーラーを上げるか地震保険を掛けるか迷って、ソーラーをあげたんです。
そしてあの大震災…
海岸から1キロしか離れてない所に住んでいたその友達の家は、1階部分が津波でメチャクチャになり住むことを断念しました。
保険が下りなかったし、それともう一つその友達は霊を感じることができる人なので、ウヨウヨ霊がいて「とてもじゃないけど、住むのは無理!」って言って別のところで生活再建しました。
保険を掛けるときはしっかり補償の範囲を確認して、無理のない金額で掛けましょね!