少し前、火災保険が大幅な値上がりするというニュースが先日ありましたね。
その値上がり幅はなんと、2割ですって!!!!!
年間5万円の保険料を払ってる人は、次から年間6万円になるってこと?
皆さん「え~~~~~!困るぅ」と反応しただけで終わってませんか?
火災保険は、今掛けてある保険を解約しても、払った保険料が損するとかないんですよ~~!
ですから今すぐ自分の家に掛けてある火災保険を見直しましょう!
でも見直しってなんだか難しい…って人も多いですよね?
そこで今回は、戸建ての家に掛けてある火災保険を選び方を検討してみましょう。
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火災保険選び方のポイント 1


家の補償の範囲を決めるために、まず自分の家がどのような災害に遭いそうか(リスク)を家の立地等を考慮して考えてみましょう。
火災保険ではリスクを以下のように分類しています(保険会社によって多少異なります)。
■火災、落雷、破裂、爆発
家が燃えてしまった、雷が落ちて燃えてしまった、ガス漏れで爆発してしまった等々。
■風災、雹災、雪災
竜巻や台風で屋根が飛ばされたり、窓が壊れたり、雪の重みで家が壊れてしまった等々。
■水災
大雨が降って洪水になり床上浸水になってしまい、家がドロドロになってしまった。
■破損、汚損
家に自動車が飛び込んできた~って特別な場合以外にも、家具をぶつけてドアを壊したっていう普通の場合もこれに含まれます。
■盗難
泥棒に入られて窓ガラスを割られたような場合。
火災保険は、まず火災、風災の補償が基本になります。
あとは住んでる地域や場所、家の立地等を考えて、補償の範囲を広げていきます。
例えば、家の裏に山がある場合は、土砂災害の危険がありますから、火災風災だけでなく、水災を付けた方がよいと考えます。
また、最近は大雨による床上浸水が頻繁に起こってます。家の中に泥水が入ってしまったあとの片付けは本当に大変です。ここはうちは大丈夫と高をくくるのではなく、町の防災マップ等をよくみて、水災まで補償の範囲を広げるかを慎重に検討しておいてください。
詳しくは国土交通省ハザードマップポータルサイトこちらで確認してね!
破損汚損、盗難に関しては、余裕がある場合には掛けましょう。
火災保険選び方のポイント 2
次に家財保険を掛けるかどうか判断のポイントを考えます。
家財保険をいくら掛けるかという話になると…
「うちはそんな財産はないから~~」という方が多いんですが、例えば、家に古くからあるタンスやテーブルやソファ、10年前に買ったテレビなどの電化製品など、それらの資産価値に保険を掛けるのではないことを皆さん、ようく理解しててくださいね!
そうではなくて、火災や水害に遭ったとき、家財道具をそろえるために必要な金額を保険金額として設定するんですよ。
とすると、一通りの電化製品や台所用品、服や下着、もちろんお布団など、生活再建には相当の金額が必要になってきます。
家族構成によっても全然違いますよね?
一人暮らしの方と、夫婦に子ども2人の4人家族とでは家財保険の金額にも差が出ます。家族の年齢によっても違いますね。
因みに、30代の夫婦に子ども2人の4人家族では700万円必要という試算があります。
これは家族で話し合っておくのがよいと思いますが、火災保険を掛ける時に保険会社の試算を参考にするのがよいと思います。
何でも保険会社は高く掛けさせようとするんだから~~と、うがった見方をしないでね!
火災保険選び方のポイント 3
地震保険を付加するかどうか?
まあ地震大国ニッポンに住んでる私たちは、どこでも地震の危険はありますね。
東日本大震災がきたからもう東北は大きいのはこないだろうという声も多く聞かれますが、本当のところは誰も分かりません。
私の友人は東日本大震災がくる前に地震保険を掛けるか、ソーラーあげるか迷った末に、地震保険を掛けずにソーラーあげて…、津波にやられました。ソーラーも高かったのよ。
その後の生活再建が大変だった事は言うまでもありません。
地震保険はもちろん、家にも家財にも掛ける事が出来ます。ただ火災保険の半分以下しか掛ける事は出来ませんよ。
例えば、家に3000万円、家財に1000万円掛けてる場合は、地震保険は、家に1500万円、家財に500万円以下で保険金額を設定することになります。
火災保険選び方のポイント 4
保険の見積もりをしていると、結構な保険料になってしまって、保険料を抑えようとして保険金額を下げることがあります。
ここで注意です!
一部保険にならないように、これは絶対避けましょう!
一部保険とは、建物標準評価額の範囲の保険金額より少ない金額で掛ける事を言います。
例えば、建物標準評価額が3000万円~4000万円の建物に1500万円しか保険掛けてない場合、土砂災害で1000万円の被害が出たとすると、ザックリ500万円しか保険金がでないということになります。
あくまでザックリの話ですが、要する建物の半分にしか保険掛けてなかったのね~~~ってことなんです。
よくあるのが、古いけど広~~いお家に住んでるお年寄りが、どうせボロいから~~~って言って保険金額を下げたばっかりに結局自腹で修理するしかないってことになっちゃったりするんですね。
一部保険の怖さについてはこちらに詳しく説明してますからぜひ参考にしてくださいね!
火災保険選び方のポイント 5
本体の火災保険、家財保険に加えて、さまざまな特約を付加するか迷われると思います。
そこで、たくさんある特約の中から重要な特約をピックアップします。
まず火災保険を掛けると自動的に付加されるのが、事故時諸費用特約と、地震火災費用特約です。
これは保険金をお支払いする事故があった場合に、その諸費用として一定割合(例えば10%とか30%とか)をお支払いするものです。
特約を付ければ付けるほど保険料は高くなるので、ここでは重要な特約を説明します。
類焼損害・見舞費用特約です!
これは、自分が火元でお隣さんのお家に損害が生じた場合に、支払われる保険金です。
これを掛けておくことで、人に迷惑をかけた場合に少しでも償う気持ちを具体的に示す事が出来ますね!
最後に
ここ数年、台風や大雨で大きな災害が多発して、損害保険会社が支払った保険金が大きすぎて、それが保険料の値上がりに跳ね返ってきます。
2019年10月には火災保険は2割程度、値上がりするとプレスリリースされました。
ですから、保険料が安い今ここで新たに火災保険を掛け替えておくことをオススメします。
保険期間未経過分は解約返戻金として戻ってきますから、安心してくださいね!
そして、余裕がある方は、10年分とかをまとめて払っておくと、割引きが大きいですよ!
三井住友海上火災の場合は10年分まとめると保険料は18%引きになります。
まとめ
保険は万が一のために掛けるので、万が一は滅多にないとたかを括って保険料を削りたいところです。
でも、やはり大丈夫だと思っても、火災保険を掛けておかないリスクは大きすぎますね…。
ですから今住んでる地域の想定される危険を正確に把握して、もしもの時に困らないように保険を掛けてくださいね!