相続始まる、税理士さんに頼もうか?費用はどれ位かかる?

大切な人を看取って悲しみが家族を包んでいるとしても、相続税を納める期限は否応なく近づいてきます…。そうです!相続が開始してから10ヶ月でしたね!

そして、慌ただしくその手続きをしていたら、悲しみも吹っ飛ぶような相続税の金額~~~~なんてこともありますよね~~~!

できれば税金は払いたくない!これみなさん同じ気持ちです~~~!

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ではなるべく税金を払わないためには、その方法を誰かに相談したいのですが、税金といえばやはり税理士さんですよね~~~!

そこで、今回は相続税に関しての相談を税理士さんにする場合に、ぜひ気をつけたいことをまとめてみました。

今回のお話

楽田A造さん(らくたえいぞう55歳)は妻のB代さん(びーよ50歳)と娘のC子さん(しーこ27歳)と息子のD太くん(でーた24歳)の4人家族ですが、A造さんのご両親のE介さん(いーすけ85歳)とF乃さん(えふの80歳)が近くに住んでいて、とっても仲良く幸せに暮らしていました。

ただ、最近よくテレビで相続税の話題が取りあげられていて、それをみたA造さんは少し悩んでいました。

A造さん  「会社でもね、最近親を看取った同僚が、以外と相続税がかかって大変だった…って言ってて~~~、うちの親も貯金はそんなにないかもしれないけど、土地とか不動産があるよね~~もし、相続税がドカッときたら、ちょっとヤバイ気がするんだ~~~」

B代さん  「そうですよね~C子の嫁入りとD太の大学院の費用で、うちスッカラカンですもんね~~」

C子さんD太くん  「………………(^_^;)………………」

E介さん  「なあに、残す財産なんてないから、安心せい!」

F乃さん  「そうはいってもA造やB代さんには迷惑かけられないんですよ~~~ちゃんと調べてもらった方が良いんじゃないの?」

パレ子さん!相続にかかる税金の相談ってどうしたらいいんですか~~~?

はあ~~~い!みなさん、な~んとなく心配なような、な~んとなく心配でないような、そんな感じですよね~~~!わかりました、相続税に関して知っておいた方がよいこと、ちょっとまとめてみましょうね!

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まず、ざっくり財産がどれ位あると、税理士さんに相談したほうがいいんですか?

結構耳にするのが、「うちは財産なんてないから~~」っていってたお家が、あとで税金取られて大変だったっていう話、そこでまず、相続税の対象になる財産ってどんなものがあるかみてみましょうね。

相続財産って?

被相続人(亡くなった人)が相続開始時(亡くなった時)に所有していた財産は、全て相続財産となります。

例えば、土地、家屋、立木、家庭用財産、自動車、預貯金、現金、等々。

A造さん  「父さん、趣味の絵や骨董品もあるでしょ、それも含まれるんじゃない?」

はい、そうですね金銭で見積もることができるものは全て含まれます。そして、今挙げたようなプラスの財産だけではなくて、マイナスの財産、例えば借金とかそういうものも相続財産に含まれますからね!

また、みなし相続財産として生命保険金とか退職手当金、それから、相続開始前3年以内に被相続人から贈与を受けた財産も、相続財産に含まれますよ~~。

E介さん  「会社を退職する時に、退職金の一部でうちの会社の株式買ったんだよな~~また、最近運良く値上がりしてるしな~~~」

F乃さん  「よくわかりませんけど、おじいさんの道楽の骨董品もあるしね~~~」

D太くん  「ゲッ…なんかすげ~~~な…」

B代さん  「D太もこの間大学院の学費、おじいちゃんに半分出してもらったでしょ!」

C子さん  「私もこの間の結婚式のとき、お祝いって言って、沢山いただいしね~~」

と、やはり正確に計算しておいた方が良いみたいですね~~~~!

目安としては?

まず相続税の計算にあたり、基礎控除の計算してみましょう!

B代さん  「あのう…う~~~~ん、誰を死んだことにするんですか…」

これは、年齢の順で計算してみましょうね。

例えば、E介さんが被相続人になった場合、相続人が何人かというと、妻のF乃さん、一人息子のA造さんの2人ですから、

3000万円+600万円×2人(法定相続人の数)=4200万円

となり、まず相続税を考える時の目安は、これを超えるか否かで考えましょう。

A造さん  「これは超えるでしょ!だって、土地だけでも5000万円いくんじゃない?それに家、退職した会社の株券、預貯金、D太やC子がもらったお金、車もあるし~~~この間買ったマッサージチェアも、あれ高かった~~って言ってたよね~~~~!」

F乃さん  「そうなの、50万円もしたのよ~~~」

E介さん  「また~~、お前はテレビショッピング大好きだからな~~~~(^^;)」

もちろんこれら全てそのままの金額で相続税の計算をするわけではありません。

例えば、土地に関しては、「小規模宅地等の特例」を使って8割の評価減にすることができますから現実にはもっと安く計上されます。

A造さん  「そうはいっても、宅地じゃない土地はそのままでしょ?それに会社の株券や預貯金が結構あるんだよね~~~、だから4200万円は確実に超えるので、税理士さんには相談した方がよいみたいだな…じゃ相談いくとしていつ行ったらいいんだろ?」

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必要だとして、いつ相談を始めた方がよいでしょうか?

相続が開始して10ヶ月以内に相続税の申告をしなければならないので、四十九日が終わってから間もなく相談はした方がよいとは思いますが、、実は、それなりの財産がある方は、ぜひ前もって相談されることをお勧めします。

なぜなら、相続財産を減らしておくという対策も相続税対策にはとっても大事なんです!

例えば生命保険は、[500万円×法定相続人の数]が非課税になりますから、1000万円の生命保険を掛けておくと、相続財産を1000万円減らすことができますよ~~~~!

またこれは裏技ですが、お孫さんを1人E介さんの養子にして、非課税枠を増やしておくなんてこともありですよ~~~!

こういう事前の対策などのアドバイスも税理士さんしてくれますからね!

B代さん  「へ~~いろんなことやるとやらないのでは、全然違うみたいね!でも、税理士さんに相談したとき、相談費用がかかったら、得とばっかりはいえないんじゃない?結構かかるでしょ!」

E介さん  「そうじゃ、相談で百万円もかかったら、元も子もないじゃろ~~~!」

税理士さんへの相談費用はどれくらいかかりますか?

税理士さんへの相談は、一概に費用は安ければいいとかではなくて、いろいろな面から税理士さんを選んだ方が良いのですが、取りあえず相談料の相場をお伝えすると、遺産総額の0.5%~1%というところです。

ただ、これは、相談内容に対してどこまでやってくれるかという請負業務範囲との兼ね合いもあります。例えば、土地等の不動産の相続登記(本来司法書士の仕事)に関してまで全て含んでいるのか、まったく別料金なのかその辺を明快になっていることを確認しましょう!

さらに税理士さんを選ぶ時の注意点

選ぶ時のもっておきたい視点 その1

どんな税理士事務所か?

例えば相続税申告の実績はどれ位あるか?所得税申告や、法人税申告が主な業務とするところもありますし、また、費用が明確に示されているかとかもしっかり押えたいところです。

さらに、事務所の規模も大きいからよい訳ではないですし、家から遠いところも不便ですよ!いろいろ資料を届けないといけない場合もありますからね!

選ぶ時のもっておきたい視点 その2

どんな税理士の先生か?

担当してくれる方が、ちゃんと税理士資格を持っているかも確認してくださいね!相談に乗ってくれる人がみなちゃんとした資格があるとは限りませんよ。

また、経歴が十分かどうかも押えておきたいですね~でも実際、家の近くの税理士さんがどうかはわからないことも多いでしょうから、まずはホームページを参考にしてみてくださいね!

選ぶ時のもっておきたい視点 その3

どこまでやってくれるか?

最後に先ほどもいいましたが、相続税の申告だけなのか、節税対策も指南してくれるのか、申告後の相続登記等の、事後処理までワンストップなのかその辺を、なにも相続対策をしなかった時と比べて、相談料がかかってもすべきかどうかを総合判断してくださいね!

A造さん  「やっぱり、うちは前もって相談に行くよ!」

B代さん  「そうですね、少しでも税金減らしてもらわないと、これ以上出すお金はないですから~~」

D太くん  「相続税減らすために、おじいちゃん!僕に現金くれてもいいよ~~~イエ~~~イ」

C子さん  「D太、なに言ってんの!私にもお願い~~~~!」

E介さん  「わかった、わかった、A造お前が全部やれ!!任すから」

F乃さん  「あっ、もうすぐテレビショッピング始る~~~今日の掘り出し物はなにかしら~~~」

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まとめ

相続税は、E介おじいさんのことだけでなく、F乃おばあさんのこと、つまり二次相続まで考えることをお忘れなくね!

配偶者控除が1億6000万円まであるから、まず全部おばあちゃんに全部相続させて~~~なんて取りあえずその場をしのいでたら大変なことになる場合もありますから、そのため税理士さんには、気軽に相談しておきましょうね!

確かに、死亡することを前提にはなかなかお話しづらいこともあるかもしれません。でも、多かれ少なかれみな人生を閉じる時はきます。そのときに残された家族が大変な思いをしないように、前もって手を打つのも大切なことですよ~~~!

日頃から、家族でざっくばらんに仲良くお話していきましょう!