【終活】遺影じゃなくて素敵な自分を残しましょう!

お葬式はある日突然訪れます…

葬儀の準備をしている時に必ずやらなければならないこととして、亡くなった人の遺影を飾るために、写真を選びますよね。

その時、「一人で写ってる写真がない!」「小さくってぼやけている…」「そもそも写真がどこにあるか…」などなど、困った人は少なからずいらっしゃるんじゃないでしょうか?

マーシー雪
こんにちは!このブログを運営するFPのマーシー雪(@mercy_yuki)です。

今回は「終活」の一つとして、遺影を含めた写真について考えてみましょう!

遺影を用意しなきゃ…

一昔前は…

50代の私たちは、近しい家族を看取った方も多いかもしれません。近しくなくても一度や二度はお葬式を経験していると思います。

悲しみの中で粛々と進むさまざまな手続き、遺影として飾る写真選びも、その一つですね。

その写真選びに苦労することが、実は結構多いです。

遺影として祭壇に飾る大きさは、四つ切りサイズ(347×423㍉)ですが、実際に手元にある写真を大きく引き伸ばして遺影を作ります。

その元となる写真は、結構多いのが温泉旅行に行った時の集団で取った写真なんですぅ。

すぐ隣に人がいて…そしてなにより、ちぃ~っちゃく写ってるやつぅ~~~~!

それしかないから背景を消して、無理矢理紋付きを着せた遺影にするわけです。

遺族は「まっ、これでいいか~~~」ってね!

ですからお葬式の時に飾られる写真、遺影は、少しぼけた感じで不自然な黒い紋付きを着た写真が多かったですよね~。

でもここ最近は~~

今は終活の一環として、事前に写真屋さんに行って素敵な自分の姿を残しておかれる方も増えてますよね、それも自然な写真を~~!

終活として自分の写真を準備しよう!

「終活」を「死後に向けた事前準備」という意味で捉えると、自分の写真を準備するということも、葬儀の時に残された家族が写真選びに困らないように、一つ写真を撮っておこうと思いますよね。

でも最近は、「終活」を「人生の終焉を考えることにより今をよりよく生きるための活動」とい風に、ポジティブに捉えられる様になってきています。

そうすると写真を撮っておくということも、もう少し大きく考えてみてはどうでしょうか?

遺影は、自分が納得できるお気に入りの写真を!

もちろんいざ自分のお葬式の時に、自分のお気に入りの写真を飾ってもらうのって素敵なことですから、事前に元気なうちに撮っておいて、もしもの時はこれを飾ってね!って終活ノートに書き記しておくのも大事です。

父が亡くなった時のこと…

実は私の父が5年前に亡くなって、長女である私は母と一緒にお葬式のさまざまなことを決めていきました。

ほんとに一つ一つ細々と…

ちまたではお葬式は葬儀屋さんが取り仕切ってくれるから、遺族はそれに従っていれば大丈夫っていう人もいらっしゃいますが、私の実感ではいっぱいいっぱい考えて、そして決めて執り行ったという感じです。

その中で、写真を決めるにも、少し時間がかかりました。やはり10年間闘病していたので、最近はあんまり写真を撮っていなかったんです。

かといって、あまりにも若いと変ですよね~~!

慌ただしい中必死で写真を探していたら、たまたま7年前くらいに撮ったのが見つかりました。

晴れたとっても気持ちいい日に、父と母に「撮ってあげるよ~~」って言って、庭で百日草と紅葉をバックに満面の笑顔の写真が一枚あったのです!

「わ~~~これパパ、とっても良い笑顔~~~これがいいんじゃない?」

父は、最後は透析をしながら肝臓ガンを併発してやせ細って亡くなったのですが、その写真は福よかで、母と二人とっても幸せそうな笑顔の写真だったのですぅ~~~~!

遺影の写真をどれにするかは決まって、あとは後ろの百日草を消してお葬式らしくバックをグレーにするか、そのまま赤い百日草を残すか少し議論になりました。

でも私が断然百日草を残すと言い張って、写真はそのまま加工せずに使うことに決まりました。

葬儀に参列された方からは、「ほんとにいい写真ね~」「人柄がにじみ出てるわね~~」…

そして母は父が亡くなった当初は泣けて泣けて泣きじゃくってましたが、写真を見ると撮った時のことを思い出し、その時の幸せな感情をよみがえらせてました~~!

終活で写真を撮ることをもう一歩進んで捉えて~~!

「終活」の一つとして日頃から写真を撮ってみてはいかがでしょうか?

何気ない日常を少しずつ切り取りそれを残すことは、残された家族にとってかけがえのない思い出になると思うんですぅ~~!

確かにプロの写真屋さんにとってもらう写真は、ピントもバッチリで自分の納得の写真だとは思います。

でもね、単なる写真というだけにとどまらず、写真に思い出が乗っかってると、その写真を見るたびに残された家族は不思議とお話がはずみますよ。

まとめ

終活の一つとして写真を撮るということを大きく捉えて、思い出をいっぱい残しましょうね!