車の保険掛けなきゃ~どうしようと思ったら、このご時世インターネットでなんぼでも一括見積もりサイトがありますので、安いところは探せますよね?
でも保険って、保障内容と保険料はある程度釣り合っていますので、保障内容を良くすれば保険料は高くなるし、保障内容を削れば保険料が下がるのは当たり前なんですね~!
なのでメッチャ安いからと飛びついたら、役に立たなかった~~~ってあとで後悔ってことも多いです!
そこで今回は、みなさんに一括見積もりサイトで自信もって車の保険をカスタマイズしていただくために、自動車保険の特約の種類を解説していきますので、是非参考にしてくださいね!

まず、自動車保険といったら、強制保険と任意保険と2つありますが、強制保険(自賠責保険)は車を運転しようと思ったら絶対加入しなければならない保険です。
これに加入してなければ車検も通りませんからね!
みなさんが加入しようかどうしようか悩むのは任意保険の方ですよね?
自賠責保険で十分じゃないの?ってね!
自賠責保険の補償内容は以下の3つだけ!
事故の相手方が、死亡した 最高3000万円
相手方が高度障害を負った 最高4000万円
相手方が傷害による損害を負った 最高120万円
これをみてわかると思いますが、自賠責保険で補償されるのは、事故った相手方の死亡、高度障害、傷害のみで、事故の相手方の車や物、自分の治療費や自分の車を修理するお金は出ません!
これでは全然、足りないんですよね~~~~!

電信柱も自分の車も補償されません!!
そこで任意保険を掛ける必要がでてきます!
これがみなさんテレビやインターネットでよく見る自動車保険です。
では任意の自動車保険をどうかけるか?
1 対人賠償保険
これは、自分が自動車を運転しているときに事故を起こして、その事故に巻き込まれた歩いてる人や相手の車に乗ってる人に対する損害賠償保険です。
もっともまず強制保険である自賠責保険で補償されて、その金額を超えた部分について支払われます。
重要ポイント! 保険金額は無制限にしましょね!
2005年5月17日名古屋地裁判決
バイクと衝突して運転者に重い後遺障害が生じた ⇒ 損害額 3億8281万円
自賠責保険では4000万円までしか補償されませんので、任意保険に入ってなかったら自腹です!
2 対物賠償保険
これは、自分が自動車を運転しているときに事故を起こして、その事故に巻き込まれた車や家、お店やガードレールなどを物を壊したときに支払われる損害賠償保険です。
これについては私の経験上ビックリすることがありました!
自動車保険って、親からそのまま等級を受け継いで補償内容を細かくチェックしないままずっと継続している人もいらっしゃるんですが、今まで20年間この対物賠償の金額を500万円しか掛けてなかった人、それから、保険屋さんの言うままにずっと掛け続けてたら、対物賠償の金額が1000万円だったひと……
ほんとですよ~~~~~!
私が指摘して初めて、「え”~~~~~~!知らんかった~~~~」って!
重要ポイント! 保険金額これも無制限にしましょね!
1996年7月17日東京地裁判決
トラックと衝突したはずみに店舗に飛び込んだ ⇒ 損害額 1億3450万円
1000万円しか掛けてなかったら、1億2450万円も自腹です!
対物超過修理費用特約
これは相手の車の修理費用が、時価額を上回った場合には自腹を切ることになっちゃうんですが、この特約を付けていると、50万円を限度に自腹を切ることはなくなります。
年数が経っている車は、時価10万円とかになっちゃうので、事故の相手方が「直します!」って言って30万円かかりましたとなったら、この特約を付けてないと、20万円自腹です!
対物賠償保険の中で、この特約は必ず付けておきましょうね!
3 車に乗ってる人の保険
自分を含めて自分の運転する車に乗ってる人がケガをしたり、亡くなったりしたときに支払われる保険です。
そして、これには入院費や治療費だけでなく、働けない間の収入や精神的損害、逸失利益、将来の介護料、葬儀費用まで支払われます。
重要ポイント! 保険金額は車に乗る人の年齢で変えよう
オレは事故らないから保険を安くするためにこの保険金額を3000万円でいいや~とか簡単に考えちゃダメですよ~~~!
確かに高齢の人の場合は3000万円でも良いかもしれませんが、赤ちゃんや子供が同乗する場合は、逸失利益を考えると最低でも5000万円は掛けたところです(5000万円でもホントは足りないですが…)。
4 車両保険
保険料的には一番これが高いです。そして金額は自分の車の情報を入れると自動的に設定してくれます。
重要ポイント! 補償する事故の範囲と地震のときの扱い
補償する事故の範囲
一般車両保険を掛ければ、事故のほとんどが補償されていざというとき、掛けておいてよかった~~となりますが、保険料が高いことから保険料節約のため補償範囲に限定をつけることがあります。
ここで注意すべきは10数個ある事故の例から、「当て逃げ」「歩行者・自転車・動物との衝突」「地震・噴火・津波」のときに補償されるかを、キチッと判断して掛けてくださいね!
地震、噴火、津波のとき
これは通常の車両保険では除外されてることが多いので、付ける場合は特約として上乗せしてくださいね!
5 あとその他の特約で気をつけたいこと
弁護士費用特約
事故の相手が無保険車の場合、加入している保険会社によっては交渉や折衝をしませんということがあります。
自分で交渉や折衝するのは大変ですよ!
私が知ってる事例では、事故の時に教えてもらった携帯電話に電話しても全然繋がらなくて、結局泣き寝入りしたケースが多いです!
ですから、保険料的には月200円前後なので、必ず付加しましょうね!
ロードサービス費用特約
レッカー手配、故障トラブル(パンク、ガス欠)鍵の閉じ込め等々、これも必ず付加しましょうね!
遠出をする人は、レッカー手配は何キロまで無料かを調べておきましょう!
まとめ
補償の種類で重要な5つに絞って解説してきましたが、この他にもさまざまな特約がありますから、その全部を吟味することは大変です。付加すればしたでドンドン保険料が高くなってきますからね!
でも最低でも上に上げた5つに関してはしっかり確認して、妥協なく保険を掛けましょうね!
保険を掛けるときは、小さいことにこだわるより、大きな視点で重要なことをしっかり確認しましょう!